冷え性と原因と改善法

冷え性について

冷え性は万病の元といわれています。体が冷えると、様々な体の不調があらわれます。特に女性は男性に比べてホルモンの変動が大きいことや、筋肉量が少ないこともあり、冬はもちろん夏でもクーラーなどで年中冷え症に悩んでいる人は多いのではないでしょうか？体が冷えると血液循環が悪くなり、栄養や酸素を届け、老廃物や二酸化炭素を排出するという動きが悪くなります。また、冷えるという体には望ましくない状態がストレスになって免疫機能を弱めたり、自律神経にもダメージを与えてしまいます。足が冷えるだけでも体はダメージを受けていて病気になりやすい抵抗力のない体へと近づいてしまうのです。
疲れやすく、すぐ風邪をひいたり、お腹を壊してしまう人、体温が36度以下の人、あまり汗をかかない人、月経困難症の人、あなたの体は冷えている可能性が高いといえます。冷え性を改善して元気な体を取り戻しましょう。

体を冷やす食べ物

現代社会は体を冷やす食べ物にあふれています。まず白砂糖は体を冷やします。砂糖をそのまま食べることは無いのであまり意識がないかも知れませんが、ケーキやクッキー、ジュースにチョコレート、これらは体を冷やす食べ物です。また、オムレツ、スパゲティ、から揚げカレーライスなど油の摂りすぎも冷えを招きます。若い女性はサラダを好んで食べますが、生野菜も体を冷やします。インスタント食品や加工食品に含まれる食品添加物は体に有害であるだけでなく体の冷えにも繋がるのです。
まずは食生活を見直すことが最も重要ではないでしょうか？では体を温める食べ物とはどのようなものでしょうか？唐辛子、ねぎ、しょうがなどは知られていると思いますが、そのほかにもにんじん、じゃがいも、レンコン、サツマイモなどの根菜類、かぼちゃ、らっきょう、アジ、サバ、イワシ、ブリ、豚肉、牛肉、味噌などは温性の食べ物です。上手に温性の食べ物を取り入れ、まずは食生活から改善してみましょう。

冷え症を改善する生活

最近の若い人たちはお風呂に入らず、シャワーだけで済ませる人が多いようです。毎日湯船に使って体を温めることは冷え性には最も効果があるのです。ただし熱いお湯は逆効果、少しぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがポイントです。はじめのうちは汗が出なくても毎日続けていれば出るようになってきます。冬なら額に少し汗が出るくらいでもかまいませんので入浴剤など入れて、ゆっくり浸かってみてください。末端冷え性の人は湯上りに足先だけでも水をかけるとその時は少し冷たいですが後はホカホカしますし、毛細血管を広げる働きもあります。
冷え症改善には運動することも大切です。なかなか運動ができないという人でも、少しでも歩く習慣や、寝る前に15分ストレッチする習慣をつけると良いでしょう。夜更かしは生体のリズムを狂わして、自然治癒力や免疫力が低下してしまいますので、早寝、早起きを心がけましょう。冷えが改善されると、病気にかかりにくくなるだけでなく、お肌も髪も輝いてきます。むくみも取れてすっきり引き締まったボディも夢ではないですよ。体を温めて健康美を取り戻しましょう。